こんにちは、モリカです。

8月23日(土)に定例会がありましたので、さっそく報告します。


朝10時、メンバー4人が広島市青少年センターに集まりました。

ちなみに青少年センターは旧市民球場の隣にあるのですが、とってもリーズナブルに会議室が借りれて、 われわれ企業内診断士(独立せず、企業に勤めている中小企業診断士のことです)はよく利用させてもらっています。

さてまずは、各自の本の紹介から。はじめは岩ちゃんです。


 

岩ちゃんは、お勤めの情報通信会社では経営企画の部署にいらっしゃることもあり、最近は経営企画っぽい本を多く読まれている印象です。

今日もしっかりレジュメを作成されてのプレゼンです。(これが僕にはできない!岩ちゃん、すごいです!)


大まかな内容としては、

・なぜ新規事業がうまくいかないのか。それは目的・要件がしっかりしていないから。

・しくみづくりが大事! しくみをつくる人と、実際に新規事業を推進をする人は分けるべき。

・成功確率は5%。継続して複数立ち上げる必要あり!(ある意味数うちゃ当たるの考えも必要)

・本体事業とは分けて資金を管理。継続的な新規事業育成の体制が必要。


新規事業、、、モリカも会社で挑戦したことがありますが、思い付きアイディアレベルからなかなか脱却できず、立ち消えになっちゃうような経験をしており、その難しさは身に染みてわかっております。

大変興味深い内容です。ぜひ読んでみたい!


さて次はMASAです。



U理論とはMIT(マサチュセツ工科大学)のオットー・シャーマー氏によって2007年から提唱されている理論で、

「集団や組織が新たな未来を創造するためのリーダーシップ能力をどのように開発できるか、その能力を元にどんなプロセスで新たな現実を生み出すことができるのか」

を説いている理論だそうです。うーん、これだけだとイメージ湧きませんね。

MASAの言葉を通してモリカが理解したのは、U理論とは

「既存の固定概念、見方を打ち崩して、どのように新しい視点の考え方・概念を生み出すか。そしてそれをどのように周りと共有して実践していくか」のアプローチ・プロセス

ということです。とくに現在のような変動が大きく不確実性が高い環境の場合、過去の経験に基づいたPDCAを回していてもうまくいかず、常に既存の固定概念を超えたあたらしい視点を持つことが必要になるのでしょうね。

これもぜひ読んでみたい本です。


さて次にモリカの番です。

選択の科学
シーナ・アイエンガー
文藝春秋
2010-11-12


コロンビア大学白熱教室でも放送されていましたので、ご存知の方もいらっしゃると思います。

「選択」がどのように動物や人間に影響を与えるかが本書のテーマです。

・動物園の動物が野生の動物より寿命が短いのはなぜ?

・たくさんの種類があったほうが、ジャムはたくさん売れるのか?

のような興味深い話題がたくさんあります。

大切なのは実際に状況を選択(コントロール)できるかどうかではなく、その人が選択できると思うかどうかだそうです。

つまり制約があるかどうかと、選択できると前向きにとらえるかどうかは別のことなのです。

選択という、とてもユニークな切り口で新しい発見をもたらしてくれる良書だと思います。


さいごはクラです。



小売りの中でも独特の存在感で持続的な成長を実現している無印良品ですが、人の育成に関しては独自の哲学を持っているようです。

・アルバイトの人気ランキングで2位

・離職率5%

・人材・社員は資源ではなく資本

・成果主義は日本になじまない。終身雇用と日本にあった人事評価を実施。

・正社員の登用はほとんどがアルバイトから。(無印生まれ、無印育ち)


無印良品の強さの秘密が伝わってくるような内容です。

ぜひ読んでみたいです!